自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫)



自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫)
自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫)

商品カテゴリ:人文,思想,学習,考え方
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哲学の「自分にとっての意味」に初めて気付いた

お前の仕事には哲学が無いと言われて以来、「哲学」が気になっていた。短時間で分かるような入門書や、哲学者の本を見たが、やはり「哲学」は難しいと、数年間感じていた。そんな時に、この本と偶然出会い、「自分にとって哲学が意味がある」と初めて感じたとき、世界が変わって見えた。

何か高尚な考えがあって、それを学ぶものだというイメージを消し去ってくれました。哲学から学びつつも、自分で考えを温め、鍛えていく、そんなイメージに置き換わったのは、この本から始まったのです。

私の中では、この本から人生が変わったと感じています。忘れられない本です。
”ドキュメンタリー映画的”哲学入門

非常に内容の濃い一冊(読了までに3-4週間(40-50時間))。
はじめて哲学に触れたが、純粋にとても楽しめ、感動すら覚えた。
実際文章として、終盤にそれを狙いと汲める括り方をしている。
一方で、学術的な観点から、抵抗を感じる専門家の方もおられるだろう。
何か”ドキュメンタリー映画”的な、印象を受けた。

1章で”哲学の魅力”を語り、2章以降”哲学の流れ”を、筆者の見解を交えながら追う。
例を挙げれば、「人はなぜ、醜いものや悪に惹かれてしまうのか」、
「社会の一主体として、人は何をすべきか」に一つの解を与えていた。

気になった点を挙げると、話題確認が冗長に感じるところが何度かあった。
また、1章の”良い読書会を開くコツ”は、完全にテーマとずれていて、自重すべき。
また、筆者は現象学をヒイキにしており、その点で読者を選ぶ。

前知識は全く必要ない。学生から大人まで、広くお勧めできる一冊。
入門書として

最近、入門書を読み漁る機会があったのですが、哲学史の最初の一歩としては、この本はかなり読みやすい方だと思います。有名な哲学者の自伝的エピソードと、その哲学者の哲学が、現代人にとって、どんな意義があるかを、著者独自の観点から解説しています。入門段階では、専門家がある程度、主観的にグイグイひっぱっていく方が、教科書的に書かれたものより、逆にとっつきやすいのかもしれません。が、自我への執拗なこだわりや、実存主義や現象学が最強だよ的な主張が強いので入門者の方は、少し合わないと感じたら無理に読まなくてもいいとは思います。

他にも竹田青嗣は、プラトン入門、ニーチェ入門、ハイデガー入門、現象学入門、などなど、わかりやすい入門書を書いています。高校生くらいのうちに、これらの入門書で哲学史の基礎を身につけていくと、大学に入ってから思想系の本を読むのがぐっと楽になりますよ。

ただし、自己了解を通して世界との関わりを模索するという、竹田流の方法論はわかりやすい反面、油断すると宗教のようにはまる危険があり、いつまでたっても竹田青嗣の入門書から抜け出せないなんてことが、多々あるようですから、警戒しながら読んだほうがいいですよ。まぁ哲学の本ってのはどれも警戒しながら読むもんなんでしょうけど。著者は狭く深くというタイプの方なので英米系がごっそり抜け落ちていたりしますが、取り上げる個々の思想家に対する著者の理解の深さは信頼できると思います

ターミナルケアの現場が「現象学」に注目している!

治療の手だてが無いガン患者やエイズ患者に対する終末治療では、スピリチュアルケアの権威である村田久行教授の「傾聴理論」で絶望した心を援助できることが知られている。ホスピス病棟の小澤竹俊医師は、傾聴による共通理解(確信成立)のメカニズムをフッサールの「現象学」に対する竹田青嗣教授の考え方に学んだと述べている。
村田氏は「傾聴」の見本がブッダ釈尊の「阿含経典」等にあることを指摘し、小澤氏は竹田哲学の現象学解釈で傾聴プロセスの解明に役立つとする。「ターミナルケアにおいて、釈尊とフッサール哲学がどのように関わるのだろうか?」という疑問が、本書を読むきっかけであった。
本書は、“哲学の本質(本性)は、まさしく「哲学する」ことにあって、「哲学」を知るところにはない。”ことを分かりやすく述べている。お陰で、小澤氏が竹田氏の「現象学」解釈に注目する理由も了解できた。「主観の間(相互主観的な)の妥当の一致」に導かれることが「傾聴」のプロセスであるからだ。

しかし本書を読んで、それ以上の収穫を得た。釈尊の教法と哲学を比較できたからである。釈尊は「ヴィパッサナー瞑想」によってブッダになったとされる。ヴィパッサナー瞑想は漢訳で「四念処観」とも訳されるが、パーリ経典の内容は正確に漢訳されなかった。四念処とは身念処(身体と呼吸体を瞑想)→受念処(感情を瞑想)→心念処(心を瞑想)→法念処(四聖諦などの法を瞑想)と進む。本書のキーワードを用いると、存在論は身念処観で卒業し、価値判断は受念処観で卒業し、主体論は心念処観で卒業するという対応づけが出来そうである。こうした観点から、現代思想の判りにくさを整理できるかも知れない。


哲学の「教養書」として良くできている

知人に勧められて読んだ一冊。知人によると「19世紀の有名なドイツの哲学者はだいたい『いろいろ考えたけど、生きてるだけですばらしい!!』って結論なんですよ」というなのだが、本書の眼目は、その「生きているだけですばらしい!!」に、哲学者たちがどのような思考の道筋を辿って達したのかを解説することである。

レビュアーは高校時代、社会科教師のいかにもキャラクター的な授業の犠牲者となった(ニーチェ=ニヒリズム! とか、厭世主義=ショーペンハウアー! みたいな)のだが、竹田氏はそのようなあり方について本書で「単なる“学”としての哲学ほど無用なものはない」と厳しく批判している。哲学とはあくまで「自分を知り、生き方を豊かにする」ためのものだというのが竹田氏の一貫した姿勢なのだ。

ただし、他のレビュアーも指摘しているように「哲学を体系的に学びたい人」や「哲学の全体像」を知るための本ではない。本書はレビュアーのように哲学のことを知りたいけど、他にやることはいくらもあるという人向けの「教養書」だ。しかし、そこに書かれているのが単に知識としての哲学ではないということは前述した通り。生きた(ひょっとしたら実生活で役に立つかも知れない)知恵を得るための本に仕上がっている。

ソクラテス、スピノザ、ニーチェ……レビュアーにとって知識の中にしかなかった哲学者たちの思考を、生きた知恵として発見し直す機会を与えてくれた竹田氏と知人に深く感謝したい。



筑摩書房
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