実写も見たい!
宮部さんの時代物は初めてでした。 最初読みづらくて、2,3日読まない日もあったほどです。 でも、慣れてくると物語の中に引き込まれ、登場人物も 魅力的で、あっという間に読み終えていました。でも最後はもうちょっと がんばってほしかったなあと思います。 全体的には大満足でしたよ。 日暮しも早く読んでみたいです!! ラジオドラマしてるんですよね〜 ぜひ実写も見てみたいなあ。 ラジオではおでこ役神木クンの弓之助が見てみたいですね。
肩の力を抜いて
秋の夜長、ピーナッツでもかじりながら、先を急がず、ゆっくりと楽しみたくなる話。あまりいろいろなことを深刻に考えてもしょうがない。世の中は実に上手くできていて、よほどのことをしなければ、さほどのことはないはず、と思ってしまう。くれぐれも「日暮らし」のあとに読まないこと。話の筋が見えてしまうのは、楽しみ半減。
宮部さんの江戸物!
というだけでわくわくしますが、楽しめました。途中から止められなくなったので、床でごろごろしながら読んでました。 重い部分もあるのですが、語り口は明るく、主人公はのほほんとしていて、探偵役の美少年もいい感じです。すんごい記憶力を誇る小坊主さんも楽しい。 江戸は長屋のお話。連作に見えますが途中からお話は一本だと気付きます。1つの事件がつるつると広がって、だけどそれには裏があって、それぞれの気持ちだとかもからまって、過去と現実と嘘と真実と、それぞれがそれぞれに違う顔をみせるのです。えげつないところもあるのだけれど、ただ懸命に生きている女の人にちょっと救われる。 事件を追ったのも探偵役も違う人ですが、それでもやっぱり主人公はお徳さんだったのかもしれません。事件の渦中にあって、ただ1人最後まで事件を知らなかった。だけど足音を聞いたのも、幽霊を見たのも彼女なのです。これはやっぱり彼女の物語であったのだろうとも思う。葵やおふじの裏写しであるが故に。
ぼんくら
宮部さんの作品は、時代小説が特に好きです。 だから、今回もまた面白かったのですが・・・ 何と無く、こじつけている様な気がしました。 それに、回りくどくも感じてしまいました。 残念。 個人的には、(この作品も登場人物などが いかしていて良かったのですが) 震える岩や霊験お初捕物控などの 他の作品の方が好きでした。
最高の作品 宮部みゆき ぼんくら
この本は、とにかく内容、登場人物、文のまとまりなどどの点をとっても、いいところばかりで、とても面白くできています。 内容は、上に書いてあるのでいいですけど、登場人物は、主役の井筒平四郎、弓ノ助など、などの題名のとおりの「ぼんくら」な登場人物が続々出てきます。 500ページもある超大作に仕上がっているのでとても早く読めてしまうと思います。 おすすめの本です。
講談社
日暮らし 下 日暮らし 上 あかんべえ 孤宿の人 上 震える岩―霊験お初捕物控 (講談社文庫)
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