遠い宮殿―幻のホテルへ



遠い宮殿―幻のホテルへ
遠い宮殿―幻のホテルへ

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憧れのホテルを目指して一念発起、僕はインドへと旅立った! ボンベイのタージ・マハール・ホテル、ウダイプールのザ・レイク・パレス、そしてシュリナガルのハウスボートへと旅を続けながら。途中、まんまとぼったくられたり、足を捻挫したり、最大の目的地シュリナガルを前に、飛行機のチケットがとれず落胆したり…。絶望と挫折に幾度となく直面しながら、果たして僕は夢のゴールにたどりつくことができるのだろうか? 

この本は、観光のためではなく、ただ「そこに泊まる」ために世界各地を旅する著者の、スピード感あふれる長編旅行記である。トラブルに見舞われつつもどうにか切り抜ける、臨場感豊かな泣き笑いのエピソードが満載。読むものはついつい引き込まれ、彼と一緒に旅に出てしまっているのだ。そして、異国の地インドへの思いをふくらませる線画は著者自身によるもの。

ぜひ泊まりたいと思い焦がれるホテルにはいつか泊まれるものだ。そう楽観的に考える反面、今旅立たなければ、永遠に泊まれないかもしれない。そんな思いを常に抱きながら、著者は今日もまた新たなホテルへと思いを馳せている。

建築プロデューサーで、一級建築士でもある著者は、独自のマイホーム取得法を新聞、雑誌などで展開するかたわら、世界のホテルを舞台にした紀行エッセイも多数執筆。ネット上でも過去に訪れたホテルを紹介し、注目を集めている。(鹿野育子)



インド自由旅行を追体験する

文芸調のタイトルと副題からは、文学的な臭いのする格調高い内容と文体を想像していた。また著者からは、建築としてのホテルの魅力が雄弁に語られるのを期待していた。しかし実際は、純粋なインド旅行体験記といえるだろう。

著者を困難な旅へと駆り立てた3つのホテルの描写からは、日本人にとって辺鄙な場所で強調される歴史と格式、周囲の環境とは不釣合いにゴージャスでラグジュアリーな佇まいが伝わってくるだけだ。
その代わり克明に描写されるのは、インド人のたくましい商魂とひたすら闘う著者の姿。
著者は彼らのサービス(?)ぶりを通じて、超高級ホテルの厳然とした存在が示す伝統的な階級社会と、日本流の楽しみ方である一点豪華主義との間に立ちはだかるギャップを、嫌々ながらも体感しているはずだ。しかし、そういった文化の違いに、深い考察が及ぶ余裕はなかったようだ。
また、インド人の素朴な親切さに窮地を救われる場面が何度もあるが、結局は値切りの極意を会得したり、偶然のラッキーを喜んだりすることによってしか、面目を保つ術がない。建築としてのホテルでないなら、サービスとしてホテルを考察するための絶好の要素になりえたはずなのに、これも残念な気がした。

とはいえ、逆に言えば、実際それどころではなかった旅の生々しい真実を、ありのまま飾らずさらけ出していることに、著者の今も新鮮な記憶と良心を見ることはできる。
インドは一度行くと病み付きになるという人と、まったく受け付けられない人に分かれるということを聞くが、ここまでリアルに旅の実体験を表したものは、肝心なガイドブックというカテゴリーの中には存在しえないのではないか。日本人がインドという国を楽しむには、若さに伴うがむしゃらと体力、老練に伴うしたたかさと厚顔の、両方を併せ持っていなければならないと思わされた。
私のような勝手な先入観を持たなければ、著者が意図したことかどうかはさておき、インド自由旅行を計画する方に必読の書ということになるだろう。
笑ったり、胸がジンときて泣けました

ビーズの稲葉さんも面白いって言っていたので、買って読みました。3つのホテルを目指す、スピード感のある文章に引き込まれてしまいました。普段旅に行けない所にこそ、こうして旅の気分を味わえて、地図を片手に二度も読んでしまいました。特にナワプラ村の方たちに胸を締め付けられ、涙が出てしまいました。
イヤハヤ・・・すごい。

彼はインドの前にアメリカに旅をしていて、体調をくずし ホテルでのケアによって助けられている。その事からホテルに深い興味を持つようになり、気になるホテルに泊まる目的での旅に目覚める。
インドに降り立った時の まだ無垢な旅人から、10日余りでインド慣れした
したたかなバックパッカーに成長(?)する様は見事としか言い様がない。

田舎で不幸にも足を捻挫してしまうが、連れられて行った医者(彼は 蚊トンボと命名)の処置と、作者の不安が非常に上手く描かれている。
しかし、インドの3つのホテルに泊まる目的を果たす事の困難さよ!

最後のスリナガルに至っては読者の我々もヤキモキするほどの行程なのである。いつ飛ぶか解からない国内線の飛行機、何百番までもキャンセル待ちのチケットを発行してしまうあの国の不可解、商売人の不条理なしたたかさ。

しかし、病人やケガ人となった時に受ける無欲の親切心をも彼は何度も見に染みて感じる。インドは中身の濃い国であると、読んでいて痛感した。
作者の文章力と共にグングンと引き込まれてしまった一冊であった。



新潮社
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